六本木探偵バー

六本木探偵BAR「ANSWER」トップページ>>探偵コラム>>過去のコラム>>真夜中のカウボーイたち ~探偵裏街MAP~>>九州 "軟児" 東京上陸編!

九州 "軟児" 東京上陸編!

六本木。その名は世界にとどろくインターナショナルな空間。そんな六本木に『探偵BAR・ANSWER』はあります。探偵バーテンダーとして活躍するために、九州からやってきました。

愛車のバイクとともにフェリーで東京を目指す。缶詰状態で2泊3日の長旅…。
船酔いと格闘すること34時間。最近関東で、地震が多発していますが、外洋の揺れに比べたら揺り籠レベルですよ。
それこそ、四六時中、地震・雷・火事・オヤジ…。そうそう、オヤジと言えば、フェリーの中で焼酎をたらふくご馳走してくれた「お父さん」、元気にしてますか? この場をかり御礼申し上げます。

そんなこんなで、着いた所は「お台場」の有明埠頭。ブルルンっとエンジンに火を点け、一路、六本木を目指します! 街を駆ると、最初に目に付いたのが銀色に光る球体。

「あれが日テレかぁ~。ゴッツイ、ビルやねえ、さすがに」

後に、それがフジテレビ本社だったことが判明。まだまだ覚えることがたくさんあります。しかし、そんなプチ間違いは序の口。まさか、お台場であんな目に遭うとは…。お台場での調査報告はまた別の機会に。

道路標識を頼りに六本木を目指す。それにしても、標識はよく出来てる。迷う事無く六本木に到着することが出来ました。バイクを停めて、地図を頼りにANSWERを探しはじめることに。

探しはじめるとすぐに、「とんこつ」と書いてあるのぼりの出た一軒のラーメン屋が目に入りました。
グルルルッ…。そう言えば、船酔いのせいで、昨夜から何も口にしていなかった。
ANSWERのオープン時間まで、まだ2時間ほどある。腹が減っては何とやら。さっそく、のれんをくぐり店内に入りました。
店は大繁盛。カウンターは埋まっておりました。空いていたのはテーブル席1つ。席に向う途中に1人の男が店内に入ってきました。僕が席に着くと、その男が近寄ってきて一言。

「相席いいですか?」

おお、はじめて東京人と会話したバイ! もちろん相席OK。お店のおばさんが注文をとりに来ました。

おばさん「何にします?」

秋山「ラーメン下さい。」

おばさん「何ラーメン?」

秋山「えっ?普通のラーメン。」

おばさん「だ、か、らっ、何ラーメンが食べたいの?醤油?味噌?とんこつ?」

カルチャー・ショックでした。九州では、ラーメンと言えば「とんこつ」しかないのがフツーなのです。
正面に座る東京人が笑ってます。

男「俺、とんこつラーメン」

秋山「あっ。ぼ、僕もとんこつを…」

おばさん「はい、とんこつ2つね」

僕の挙動不審さを見て、男が話しかけてきました。

男「この店初めてですか?」

秋山「ええ。(っていうか、東京がはじめてです)」

男「ふ~ん。こんな時間に食事って事は、六本木でお仕事されてるんですか?」

秋山「ああ。これからなんですけどね(これから働きはじめるんです!)」

男「あ~。今からお仕事なんですか」

秋山「いや、もうすぐ六本木で働きはじめるので、今日は挨拶に来たんですよ」

男「へぇ~。どこに、お勤めになるんですか?」

秋山「この近所なんですけど…」

と話していると、おばさんがラーメンを持ってきた。

「はい、とんこつお待ちどうぉ~ねぇ」

と差し出すどんぶりには、おばさんの親指がスープの中にしっかりと入っている。

秋山・男「ゆ、指が…」

と声をハモらせるふたり。

「あっ!大丈夫よ。熱くないから!」

熱いの持ってこいよ!

そんなこんなで、いよいよANSWERへ。緊張の一瞬。階段を上り、ドアを開けた。

「いらっしゃいませ」

と迎え入れてくれたひとりの男。

「始めまして、秋山です…」

と一礼をし、顔を上げると、そこには…。

秋山・男「あ゛っ!!!」

その男こそ、さっきラーメン屋で相席していたあの男だったのです!名前は本田隆一。 

そして、この瞬間から、2人の"探偵物語"がはじまったのでした…。

一つ前のページへ戻る

真夜中のカウボーイたち ~探偵裏街MAP~メニューに戻る

探偵コラムへ