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『ギムレット』

【材料】

ジン45ml

ライム15ml

ガムシロップ1tsp

とても有名なこのカクテル、オレにとっても思い入れが深い一品。
実は、はじめてBARで呑んだカクテルが、このギムレットだったからなんだなぁ。
アルコール度数は少し強めだが、サッパリとして、とても美味しいカクテルなのだ。
ときに、ギムレットと言えば、あのフィリップ・マーロウを忘れてはいけない。
探偵好きにはたまらない小説家作家、レイモンド・チャンドラーが生み出したハードボイルド探偵。それが、フィリップ・マーロウだ。
映画では、ボギーことハンフリー・ボガートがハマり役だったなあ。そんなフィリップ・マーロウシリーズには、酒やBARに関する記述が多いのだが、中でも長編ハ小説『長いお別れ』を彩るのギムレットのエピソードは有名。
ひょんなことから知り合った探偵フィリップ・マーロウとテリー・レノックスは、会う度にBARでギムレットを飲んでいた。
やがてテリー・レノックスの妻が殺害され、容疑をかけられた彼はメキシコに逃亡するものの自殺。果たして、事件の真相とは? 
っちゅう内容なのだが、物語の中で、このテリー・レノックスが、
「ギムレットにはまだ早い」というセリフを吐いたんだなぁ。
さらに、テリー・レノックスは、「本物のギムレットは、ジンとローズ社のライムジュースを半分づつ。
ほかには何も入れない」とも言っている。
最近は、生のライムを絞って使うレシピが主流だが、昔はテリーが言っていたように、ローズ社のライムジュースを使い、甘めに作ったものが流行っていた。
「欧米人は甘いもの好きだからなあ」っちゅうのは偏見。日本人でも甘口のギムレットに惹かれる人は意外に多いのだ。
しかし、残念ながらローズ社のライムジュースは、日本では流通していない。
よって、仕入れルートは海外に旅行へ行く人にお土産でお願いするのみ。
わが、『BAR ANSWER』にもストックは無く、すでに封の開いたボトルが半分ほどしか残っていない。最近は、ガムシロップを少しだけ垂らして味に厚みを出し、生ライムの酸味を調整する作り方が一般的。是非一度、古典的なレシピのギムレットを試してみては?

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