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『シングル・モルト(ラガヴーリン)』

いよいよ、そこに触るかといった感のあるシングル・モルト。大人の酒だ。
最近、折に触れ、オレも飲む機会が増えてきた。前はダシみたいな味がすると毛嫌いしていたもんだが、このところ、ようやく良さがわかってきた。オヤジってことかなあ…。
シングル・モルトと言えば、ウンチクの宝庫として悪名が高い。
ワイン並にグダグダとのたまえる酒で有名なんだなあ。
要するに、面倒くさい部類に属するアルコールっちゅうワケ。中には、飲んだこともないクセに、知識だけ豊富な輩までいる。コレクターってヤツだ。
酒なんて、飲んでナンボ。後生大事に取っておいても仕方ない。
でも、知らな過ぎたらカッコ悪い。そこで、チラっとだけお勉強しておこう。

そもそも、シングル・モルトとはなんぞやというところから。
モルトとは二条麦芽のこと。原料だね。これをピートで炊いき、乾燥させるのだが、ひとつの蒸留所でのみ蒸留させ、ほかの蒸留所の酒と混ぜることなく寝かせて瓶詰めした酒をシングル・モルトと呼ぶのだ。
つまり、純血ということ。
そんな蒸留所がスコット・ランドには110ほどあり、それぞれが純血を守っているのだ。酒の名前も、蒸留所の名前がそのまま付けられている。つまり、マッカラン蒸留所で作られた酒が『マッカラン』ということなのだ。そのあたりはシンプル。
各々の蒸留所によって風味がかなり違うのもシングル・モルトの特徴。風味別に言うと、ハイランド、ローランド、スペイサイド、アイラの4つに大きく分けられる。

オレは、クセの多いアイラ系がお気に入り。焼酎で言うと芋に当たる。
ガツンとくる奥深い風味がたまらない。田舎の家のタンス、あるいは線路の枕木にも似たその香り…。
樽から染み出た風味とピート香が、とにかく強烈。それを、隠すことなく、丸くもせず、ストレートに伝えるというか、とにかくパンチが効いている。
中でもラガヴーリン蒸留所産の『ラガヴーリン』はお気に入り。
年数にもこだわって、16年物がオススメ。とにかういい酒なので、ぜひショットでいただいてもらいたい。

美味いと感じたら、アナタも立派なオヤジ!?

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