♪シェリぃ~、いつになれば~、俺はた~どり着け~るだろう…(by尾崎豊)
にインスパイアされて飲みはじめた人が多いという噂(?)のシェリー酒。中でも、伝説の探偵ドラマ『探偵物語』で工藤ちゃんが愛飲していたシェリー酒の雄・ティオペペが今回のお題。
探偵とくれば、本職のオレらが『探偵物語』を語らずしてどうするって感じでしょ。探偵と言えば工藤俊作だもんね。でも、その経歴って知ってました? ナント、元刑事なんですよ。
しかも、サンフランシスコで5年も勤務していたというエリート!
手錠抜けのワザはアメリカ仕込みというワケです。
愛車はベスパのP150X(リアル探偵はウルサイのと燃費と目立つという観点から使いません…)、
タバコはキャメル(最近、路上喫煙禁止の波で禁煙探偵が増えているらしい?)、
そして、ドライ・シェリーのティオペペを愛飲しているのです(調査のあとの一杯は格別!)。
と、まあ脱線いたしましたが、これから、ウンチクをば。まずはシェリー酒について。
シェリー酒とは、スペイン南部のアンダルシア地方、カディス県の町・ヘレス周辺の三角地帯とその付近でのみ作られている強化ワインのひとつである。
強化ワインとは、通常の醸造過程を経たワインに酸化を抑えたり遅らせたりする手間を加えたワインの総称。厳密には、ベルモットやサングリア、コーディアルなんかも強化ワインである。
シェリー酒の原料となるブドウは、地域特有の石灰分を多く含んだアルバリサと呼ばれる土で育った品種で、パロミノ、ペドロ・ヒメネス、モスカテルの3種類。これを熟成させると表面にフロールと呼ばれる酵母膜が出来、それがシェリー特有の味わいを醸し出す。
シェリー酒には、熟成法によって「フィノ」と「オロロソ」に大きく分類され、アルコール度数16度以内がフィノ。超えるものをオロロソと呼ぶ。
樽に移されたシェリーは「ソレラ・システム」という独特の方法で熟成される。段々に詰まれた樽は、上にいくほど新しく、下に行くほど古いので、出荷するときには一番下の樽から取り出し、減った分は上から補充するのだ。だからシステム。焼き鳥屋のタレと同じなワケ。
熟成途上樽をクリアデラ樽といい、熟成期間は最低でも3年。長いものでは100年以上に及ぶ事もある。
中でも、ティオペペはシェリー酒の代表格。バーで注文すると、クールな印象とともに、こだわってます感が出せる。よって、“落としたい”ときには打って付けの酒なのだ!
「へえ、シェリー酒が好きなの?」
「ああ。こだわった作りをしているところが気に入ってるんだ。
(上記のウンチクを一通り話したあと)…とまあ、一途っていうかね。
オレも君には“シェリー”な感じだよ…」
と、気障に決めていただければ幸いである。
え、自分は試したのかって? もちろんでしょ! しかし、結果は惨敗…。
いや、このウィットが理解できない女が悪い! いい女だったら、しっかりついてきたはず!
まあ強がりですけど、ブツブツ…。