
二カ月100万円とか三ヵ月150万円といったパック制に関して幾つかの疑問や不安点があります。確かにお得感はあるのですが、以下のような不安を依頼者に抱かせる恐れがあるので、弊社ではお勧めしておりません。
① 実際にどの程度動いてくれるのか。回数が決まっているなら、その分はしっかりと稼働してくれるのか。
→そもそも調査や工作の実施日や進行ペースは対象者次第で変わってきます。対象者の職業や移動手段、生活パターンや諸事情により、最適と思える日に実施するのがベストです。例えば、平日よりも日曜日が調査や工作に適していると依頼者が望んだ場合。二カ月間10回動くと言う契約であったとしても、日曜日が8回しかなければ2回はそれ以外の日に回されます。同じ10回ならば二ヶ月半かかっても日曜日に行うべきですし、前者後者で業者の労力は変わらないはずです。しかし、料金は大きく変わってしまう。また、対象者と工作員がデートの約束ができるようになったとします。一週間後か三週間後の土曜日であれば会えると対象者に言われたとします。期間によって料金が変動するのであれば、利益優先の業者ならば、敢えて後者を選ぶでしょう。つまり、稼働回数は変わらずとも期間が業者都合で操作されてしまえば依頼者の大幅な不利益につながる可能性が出てくるのです。
② 期間延長や契約延長を求められることはないのか。
→例えば二カ月契約だった場合、一ヵ月と28日目にある成果が得られてもそれを伏せ、契約延長を勧めてくる可能性があります。そして二カ月と二日経過してから前月の28日の結果をスライド報告する。このように少し日時をずらすことで、丸一ヵ月分の契約延長に持ち込めます。上記①にも繋がりますが、期間を操作され、騙されると言う可能性もあります。
③ 工作は一回毎に状況も変化するもの。一ヵ月とか二カ月という長期間業者に任せて、納得する成果は得られるのか。
→工作がスタートして、終わるまでの間に幾つか越えなければならないハードルがあります。例えば、別れさせ屋工作の場合は、交際相手の身元特定、対象者への工作員の接触、対象者と工作員の関係の構築…と言った複数のハードルがあります。成功のためには、そこに至るまでのハードルを越えると言う成果が必須となってくるわけです。交際相手の特定も出来ないようでは別れさせのしようがありません。対象者に接触できなければデートができるはずもありません。業者に三ヵ月あれば別れさせられると言われ、全財産を使って三ヵ月150万円で契約したとします。そして、三ヵ月経過して、失敗という報告を受けたとします。交際相手も特定し接触もしてデートをしたが別れさせには至らなかったというならば報告書に目を通した上で多少なりとも納得はできるでしょう。しかし、蓋を開けてみれば、三ヵ月経過しても交際相手の特定もできていないと聞かされれば納得はできません。全財産を使って交際相手の特定もできていなければもっと早い時点で失敗という結果は明らかだったはずです。同じ失敗でも途中途中で成果の確認が出来るチェックポイントがあれば、同じ失敗であっても最低限の損失で済んだはずです。
④ 契約期間中にいったん休止することはできないのか。
→工作期間中に対象者の情報が依頼者の元に入り、一定期間、工作を休止したいと言う状況もあります。例えば、対象者が仕事の都合で二週間出張に行くことになったとか一か月入院することになった等、人間ですから取り巻く環境や事情が変化するのです。その際、その間はいったん工作を中止して出張から戻ったら再開したいと誰しもが思うはずです。しかし、それが許されるのか。その辺りも加味された契約書になっているのか。どのような理由であれば、休止はできるのか。考えはじめれば不安は増すばかりです。期間で料金を決めてしまうことは、どうしてもこのようなリスクを抱えてしまうのです。
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