復縁したい相手とのラインのやり取りの添削や恋愛アドバイスのサービスを押す業者が増えたわけ

復縁したい相手とのラインのやり取りの添削や恋愛アドバイスのサービスを押す業者が増えたわけ

この数か月の間に、ラインの添削や自己改善などの復縁指南サービスを積極的に提案する復縁屋が目につくようになった。
コロナの影響で、復縁工作に躊躇う人が多くなり、そこで少しでも売り上げを得ようとそのようなサービスに力を入れているのだ。
コロナで対象者があまり外出しないかもしれない。
テレワークなどになってしまって、動きが読めない。
それが復縁工作になかなか踏み切れない一番の理由。
しかし、復縁を望んでいる人は、コロナ禍が収束するまで何もしないで待っていればいいとは思ってはいない。
時間が経つほど相手から忘れられてしまう。
相手に新しい交際相手ができて親密になっていってしまう。
工作は躊躇うけど、何かしなきゃいけないと強く感じている。
もともと復縁を望む人は、他人に頼らずに自力で復縁したいという気持ちを抱いている。
復縁したい相手と多少なりとも連絡が取りあえているのであれば、なおさら「うまくやり取りすれば関係が改善されるのではないか」と思ったりする。
そんな心理に働きかければ、このような復縁指南サービスの依頼を得やすいのだ。
しかも、月10万円とか3か月パックで50万円など工作と違ってお手頃価格。
それでは頼んでみようという気持ちになるわけだ。

やり取りの添削など復縁の指南を受けることによって本当に相手との関係が改善され復縁効果はあるものだろうか

プロが指南してくれるのだから普通の人では思いつかないような技があるはず。
経験が豊富だから適切なアドバイスで良い方向に進むはず。
このように思われているかもしれないが、幻想にしかすぎません。
いかに経験豊富な人がアドバイスしたとしても、相手のことを知らないのですから、適切かどうかは分かりません。
あなたから相手のことを聞いたとしてもそれは間接的な情報です。
相手のいまの本心は相手しか分かりません。
一か月後、二か月後の気持や環境の変化など相手にすら分からないことです。
やり取りできているから自力でも見込みがあるという考えは危険です。
重要なのは、相手があなたと自発的にやり取りをしたいと思っているかどうかです。
本音はやり取りなどしたくない。
連絡が来るから仕方がなくそれに付き合っているだけ。
拒絶してしまうと何をされるか分からないから嫌々やりとりしている。
もし、相手がそう思っていたら、あなたが無理矢理付き合わせているような状態です。
例えは良くないかもしれませんが、嫌な上司、苦手な上司、一対一では会いたくない上司から誘われたらどうしますか?
正直な気持ちをそのままぶつけることはできませんから、「今日は別の予定があり、またの機会に」といった具合に差し支えのない返事をします。
では別の日なら誘っても構わないと考えてしまっている上司と同じようなものなのです。
誘いたい相手が反応してくれるから誘い方をうまくすれば大丈夫という話ではないのです。
どのような名文をラインしたところで、やり取りすればするほど嫌悪感を抱かられるようなケースのほうが圧倒的に多いのです。
おそらく、復縁指南のサービスでは、ただの一般論的な話しかしてもらえないことのほうが多いです。
一般論では謝るのが無難であっても、相手の気分によっては、謝られたことで余計に怒りが増幅するということもあります。

付け焼刃や小手先のテクニックで自力で復縁したい相手との関係改善ができるケースはほとんどない

相手とのやり取りや自己改善のアドバイスをしてもらって、自力で復縁できる。
復縁工作を考えているような状況の人の中で、このようなケースは本当に稀です。
そのようなケースはそもそも工作を考える以前に自然と復縁できています。
いくら経験豊富なプロでも、復縁したい相手のことを直接知らないのですから、そのアドバイスが効果的かは微妙です。
できるとすれば差し支えのない一般論ですが、それが通じないのが恋愛です。
依頼しても、業者にはどこかで聞いたようなよくある話をされて、不満が募る。
それをぶつけると「だから復縁できない」とか「それがあなたの欠点で自己改善できていない」と言われてしまう。
結局は、責任をあなたに押し付けられて、さらに相手との関係も悪化してしまう。
そのような話をよく聞くのです。
復縁に近道はありません。